2212014/05/19(月)22:49:12ID:RhIUDeWhU
男は続ける
無視を貫く私に、ねえ、ねえってば、と言う

当時、都内では男が女を殺す殺人事件やら通り魔やら、そんなニュースが頻繁にあった

これで無視し続けてナイフで刺されたらどうしようという恐怖が込み上げてきた

こんなところで死ぬのは嫌だし、ましてや犬たちに餌をあげなきゃいけない
私が死んだとしても、一人身だし発見は遅くなるだろう
そうしたらその間の犬の世話は誰がするんだと頭のなかが犬で一杯になった

最低限答えておこうと考えを変えた

ここでガラスのことも思い出して、こいつだったらどうしようとかも考えたてた




2412014/05/19(月)22:50:31ID:RhIUDeWhU
>>1「ちょっと用があるのですみません」

家に帰ると言ったら自宅までついてこられるかもしれないからそう言った

するとキモ男はとたんにヒートアップしだした

キモ男「なんでいいじゃん遊ぼうよ。前もあったじゃんこれって運命だよね?おっぱいだしてる君とこんなに求めてる僕がいまここで出会えたのって奇跡だと思わないのかな?」

こんな感じのことをものすごく早口で言われた

ちなみに何度も言うけれど私はおっぱいは出していない




2612014/05/19(月)22:53:14ID:RhIUDeWhU
それが言い終わる頃にはコンビニの目の前だったので、走ってコンビニに駆け込んだ

キモ男はコンビニには入らず、自転車で暴走族みたいに入り口付近をぐるぐる回っていた

そこのコンビニで警察を呼んでもらおうか悩んだけど、そんなことをしている間に男は逃げそうだし、そこの店員はいつもダルそうにしているからそんなことを頼むのも…と思って私は躊躇した

結局考えた末、立ち読みをすることにした

その間もキモ男はぐるぐる回っていた




2712014/05/19(月)22:54:45ID:RhIUDeWhU
すると、ダルそうにしている店員がぐるぐる回る男と立ち読みしている私の存在に気づいた

店員もたぶん私を覚えていた
帰り道のコンビニなのでほぼ毎日寄っていたから

普段立ち読みをしない私が長々と立ち読みをしていることと、店前でぐるぐる回る男に気づいたのか、食べ物を棚に並べていたのをやめて私の方へと向かってきた

店員「すみません、あの人知り合いですか?」

助かった、と思った
正直体は震えていてとても怖かったから

>>1「いえ。駅前からついてきて、前にもついてこられたんですけど、卑猥なことをいってきて…」




3012014/05/19(月)22:59:26ID:RhIUDeWhU
店員「あいつ毎日うろうろしてるんですよ、この辺。ったく」

そう言うと、店員は外へ出ようとした
それに気づいたキモ男は自転車でぐるぐるをやめて私の家とは反対方向へと走り去った

店員は逃げる男に向かって暴言をはいた

店員「どっか行きましたよ」

店員にお礼を言い、なにも買わずに出るのもなと飲み物や食べ物を買って帰宅した
ついでに缶コーヒーを買ってそれを店員にあげた
要らなかったかもしれないけど

その日はずっと背後を気にしながら帰ったけれどキモ男の気配は感じられなかった




3112014/05/19(月)23:01:25ID:RhIUDeWhU
それから数ヵ月が経った
この間キモ男に会うことはなかった

普通に暮らしていたある日のバイト中のこと、私はここ数日間風邪を引いていて
、その2、3日ろくに食事もとっていなかった
その日出勤するときは微熱程度だったので大丈夫だろうと家を出たものの、勤務中ひどいめまいと立ちくらみ、そして冷や汗で動けなくなった

心配した上司に促され、休憩室で休みながら熱を測ったら39°もあった




4012014/05/19(月)23:32:55ID:RhIUDeWhU
上司「これは働けないね…タクシー代だすから今日は帰ってもいいよ」

その優しさに甘え、その日は帰ることにした

時刻は深夜2時すぎのことだった
苦しみながらタクシーに乗り、家の前まで送って貰ったものの、飲み物や食べ物が自宅になにもないことに気づいた

喉も乾いていたが、究極に空腹だった
悩んだ末、例のコンビニまで歩いていくことにした

距離にして自宅から往復五分程度
歩けない距離ではなかったのと、タクシーでは行きにくい道のため歩くことにした




4112014/05/19(月)23:35:17ID:RhIUDeWhU
そのコンビニには例のいつものだるそうな店員
深夜帯はこいつしかいないのかなーと思ったら、見慣れないおじさんもいた
新しいひとがはいったんだなーとかぼんやり思った

そしていつもは自分以外のお客さんもほとんど来ないのだが、店内には立ち読みをしている若者がいた
キャップを目深に被っていて、スポーツウエアのようなジャージのようなものを着ていた

それをうっすら覚えていた

そこでポカリスエットとお粥とカップの味噌汁を買った
なぜか味噌汁が飲みたかった
ちなみにお湯を沸かす作業とかが面倒なので私はカップ麺の類いなんかはほとんど買わない

あとからこの味噌汁を買って本当によかったと思うことになる




4212014/05/19(月)23:40:20ID:RhIUDeWhU
会計を済ませ、カップの味噌汁にお湯を入れて店を出た

熱があったためか、本当に頭はぼんやりしていた
端から見たら酔っているように見えるかもしれないくらいまっすぐに歩けなかった

時刻は深夜2時半
冒頭でも書いたように私の住むマンションの前の通りは真っ暗だ
そして人気もない

しかし、ふと気づいたのだが、私の後ろを歩く人がいた
振り返ったけど、ケータイを見ているのか俯いていて顔が光照らされていた




4512014/05/19(月)23:41:33ID:RhIUDeWhU
普段あまり同じ方向にに歩く人が夜中はいないので少しだけ戸惑った
そしてキモ男のことが過る

しかし、その人はキモ男ではないようだった
背が高くてシュっとしていて今時の若者のような風貌のように見えた
顔は見えないがよく言ったらEXILEにいそうな感じだ

キモ男ではないことに安心して、また前を向いたら突然走ってくる足音がした

こっちに向かってる!?と思ってビクッとして振り替えると、そのキャップの男は私のマンションの斜め前に当たるマンション?アパート?のエントランスへと走って行って、ポストを見ていた




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1001オススメ記事@\(^o^)/2018/11/08 23:01:00 ID:lifewars